Windows95・PC-9821裏技?集

1998/04/18更新しました

PC-9821本体についてはあまり細かな設定の変更は出来ませんが、Windows95についてはレジストリを触ってやることによって、標準の設定では変更できないような変更が出来ます、これによってより使いやすい環境を実現することができます、これから記載されているものは私の独断で掲載したものですが、みなさんご存じのものも多々あるかと思いますが、パワーユーザーの方ごめんなさいm(_ _)m。


ご存じの裏技を教えてもいいという方は、ゲストブックへお願いします、あなたのページへのリンクもいたします。

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注意:これからの設定変更は、中にはレジストリの変更などを行うものもあり、最悪の場合Windowsが起動出来なくなったり、使用環境によっては逆にパフォーマンスが低下するものもありますので、設定変更の前に戻せる準備を整えた上で、設定の変更を行って下さい。またこの設定変更などは変更される方の責任において行って下さい、私は責任を持てませんので・・・・。

それぞれの項目のはじめに危険度の表示をしておきますので参考にして下さい。




まとめてのアップは時間の都合上難しいので、とりあえず少しずつアップしていきます、最終的に100ぐらいにはなるかとと思います。






その一 キーボードのプロパティの変更 危険度 なし
     ・・・・まずはとってもライトなものからです、コントロールパネルキーボードのプロパティーを開くと、速度というタブがありますが、その設定内容に表示までの待ち時間表示の間隔という項目がありますが、それぞれを短く早くの設定側にめいいっぱい動かして設定完了です、これでワープロソフトのキーでのスクロールなどが早くなります、ただそれだけです^^;。
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その二 ファイルシステムの変更 危険度 なし
     ・・・・最近のパソコンは32MB標準でメモリを搭載していますが、みなさん48MB・64MBあるいはそれ以上にメモリを増設されている方もいるでしょう、そこでコントロールパネルシステム内のパフォーマンスタブを開きます、その中の詳細設定にファイルシステムというボタンがありますが、そこを開くとファイルシステムのプロパティが開きますが、その中にハードディスクという項目があります、この中のコンピューターの主な使用目的を設定変更します、なにも触っていなければ、おそらくデスクトップコンピュータに設定されているかと思いますが、これをネットワークサーバーに変更してやります、これでO.Kです。この設定はメモリを32MB(48MBかなー)以上搭載されている方におすすめです、どのように変るかというと、・・・あまり体感できる変化はありませんが、何となくアプリの1回目の起動が早くなるような気がします。
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その三 ディスクキャッシュの最適化 危険度 なし
    ・・・・通常Windows95のディスクキャッシュシステムは、アプリの使用メモリなどの状態を監視しており、状況に応じその容量を自動的に増減させており、今以上のメモリの要求がアプリ等からあった場合は、ディスクキャッシュで使用しているメモリを解放し要求されたアプリの方へまわす、ということになっていますが、実際のところは、Windows95のバグがあるとのことです、そこでレジストリを触ることによって、このディスクキャッシュの最小確保容量・最大確保容量を任意の値に設定することができますが、初心者(私)にとってこのレジストリというのは編集するのにとっても勇気が必要なものです、そこで何かいいものはないかというと・・とってもいいものがあります・・私もちょっと前から使用していますが、CHANGE-MOI(http://www.vector.co.jp/authors/VA009712/take/)という、とっても使い勝手のいいオンラインソフトがあります、このソフトはいろいろな通常では変更できない設定の変更がとっても簡単に行うことができるソフトです、またTweak UI(microsoftの開発スタッフが作ったフリーのカスタムツール)との協調がとられており、非常に完成度が高いものです、これを使うことによって、安全にしかも非常に早く、このディスクキャッシュの容量を増減させることができます、ちなみに私はメモリを64MB搭載していますが、ディスクキャッシュの最大容量を16MB(本当はこれでも多すぎると思う)に設定しています。
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その四 再インストール 危険度 少々あり(やり方次第)
    ・・・・Windows95も長期間使用しいろいろなソフトをインストール、またはダウンロードし使用していると、だんだんとシステム自体が不安定になってきたり、必要ないゴミファイルがたまってきたりします、そこで私の場合は再インストールということになります、私も始めての再インストールは、かなりの勇気と時間が必要でしたが、再インストールをすること十数回(何でそんなに再インストールするの?)、もう慣れっこになってしまいました(^^;)、というわけで、私なりのちょっとしたコツがあります、まずは現在使用しているデータ(ワープロの文章や表計算のシートその他いろいろ)のバックアップをします、このとき必要な方はFEP(IME)の辞書ファイルなどのバックアップもとった方がいいでしょう、この際にバックアップ用のメディアやLANでつながったパソコンがあると非常に便利です、そうしてCバスやPCIスロットに刺さっている機器の中で取付の際すごい問題があったもの(IRQなどの競合、その他)についてはご自分の判断でとりあえず外しておいた方がいいかもしれません(セットアップが完了した後にゆっくり取付ける)、ただどっちにしてもドライバのディスクの所在を確認しておきます(わたしはドライバディスクがないことをフォーマットした後気付いた、という経験あります(-_-;)・・ここまで完了したら、セットアップディスクを使ってのインストール開始、ここで全自動?のインストールを選ばず、カスタムインストールを選びます・・、現在使用しているハードディスクの容量にもよりますが(私の場合3GBのHD×2台)、まずfdiskにての容量確保の際、図のようなパーテーションの切り方をします、これは使用される方の環境によって変ると思います、あくまで私個人の切り方です・・・、まずHDが2台以上ある場合などWindowsやアプリなどをインストールするのは最もアクセスの早いHDの方にします(ベンチテストなどを行ってください)、このパーテーションの切り方ですが、まずはAドライブ(Windows95をインストールする領域)に850MB、Bドライブ(スワップファイル用の領域)に200MB、Cドライブ(アプリケーションソフト用)1.5GB、そうしてDドライブ(データ保存用)残りの全容量約500MBぐらい、という切り方をしています、CやDドライブの容量は使用環境によって増減しますがA,Bドライブについては最低これぐらい必要と思います、ここでなぜ、わざわざスワップ領域用にBドライブを当てるかというと、スワップファイルというのはWindowsを使って作業していると、勝手に、というか自動的にメモリの内容をこのスワップファイルとして吐出していますが、このスワップファイルというのがちょっと厄介者で、ディスクのフラグメーションの原因になり、Windows95標準のデフラグを行う際もこのスワップファイルについては最適化されません(NORTONのスピードディスク)を使うと最適化できるが・・、そこで私の場合、スワップ専用のパーテーションを作り、そこにスワップさせています、パフォーマンスについてはアップするかどうかはわかりませんが、気分(精神衛生上)は違います・・?、そしてそれ以下の容量(850MBや1GB)のハードディスクについては無理矢理パーテーションを切る必要はないと思います(私のノート1.5GBは1パーテーション)、これでパーテ−ションはO.K?です、このパーテーションを切る際には自分で本当に快適だと思われる切り方をすることです、PC/AT機の場合はソフトによって後からも切直しができますが、PC-98では再インストール以外に方法がありませんので・・・ここでちょっと注意したいのが、Aドライブをboot可に設定しておくことです、わたしはこれを幾度となく忘れていてWindowsインストール時の再起動の際立上がらないという目に遭いました、・・・これを確認してからディスクのフォーマット(パーテーションを切ったすべてのドライブを)をします、今度はいよいよ再インストール開始、この作業はWindowsをAドライブ(Aドライブ以外にインストールする方法もありますが、これについては下の方に別に掲載します)にインストールする際には問題の発生はまずないでしょう、・・・・そしてWindowsを起動してみて問題ないかを確認します(まず問題ないはずが)、必要ならば、グラフィックアクセラレーターの表示解像度、等々を設定しておきます、それから外しておいた拡張ボード類があればそれらの取付を行います・・(ここが一番の問題?)、こんどはスワップファイル(仮想メモリ)の設定を行います、これは慎重にやらないと大変なことになりますので注意してください、まずコントロールパネルシステム内のパフォーマンスタブを開きます、その中の詳細設定仮想メモリというボタンがあり、そこを開くと自動設定(推薦)にチェックが付いていますが、その下の自分で設定するを選択し、スワップ先のハードディスクをBドライブに設定します、このとき最小・最大については触らなくてもいいです、変更内容をよく確認し、プロパティーを閉じます、この後再起動して問題なければ設定完了です、これでスワップファイルはBドライブにおかれることになります、続いて環境設定用のオンラインソフトなどがあればそれらをインストールし適切な環境を設定しておいてください、また必要のないソフト(特に自動起動されるいらない物や98ランチなど?)はこの時点でアンインストールしておいたがいいでしょう、続いてアプリソフトのインストールなどを行ってください、最後にバックアップしておいたデータなどを戻して、完了です・・・最後に・・・再インストールというのはとっても手間暇のかかるものです、また再インストールを行うと現在の環境と何かが変ってしまいますので、あまり自信のない方は、特に問題なければ、むやみにするものではありません(私みたいに・・・)、また充分な時間があるときにすることです、結構、インストール後のアプリソフト自体の細々な設定に時間がかかったりします、またフォーマットを開始する前に、充分な時間をかけ、自分なりの理想像を描き、それに必要な物をすべて準備した上で、フォーマットしてください、この前作業こそがすべてを決します(これ本当です)、成功を祈ります(-_-)。
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その五 16MBシステム空間の切り離し 危険度 なし
     ・・・・PC-98ユーザーならみんな知っていることですが、HELPキーを押しながら電源を投入するとシステムセットアップメニューが表示されます、このシステムセットアップメニューではフロッピーディスク番号の設定や、グラフィックモード、GDCクロック、DMAクロックその他の設定が出来ますが、この中に16MBシステム空間という項目があります、マニュアルを読んでもこれを使用したままでいいのか、それとも切り離していいのか判断に迷います、ちなみにこれを切り離すにすると、スイッチオン時のメモリチェックの容量が1MB増えます・・・それではこれを切り離してもいいのかというとWindows95のみの使用であれば基本的にO.Kです、しかしMS-DOSやWindows3.1などの環境では切り離せません、また拡張ボード類によっては、この16MBシステム空間を使用するものもありますので、このようなボード類を使用している方は特に注意が必要です(IDE98でバスマスタ転送を使用している場合・一部のグラフィックアクセラレータなど)、一度試してみて問題がなければ、継続してもいいでしょう、ではどのようにパフォーマンスがアップするかというと、実際のところ体感は出来ませんが、論理的には連続したメモリ領域の使用が可能になるので、メモリをおもいっきり使う、重いグラフィックソフトを使用している人にはいいのかもしれません。
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その六 レジストリファイルの復元 危険度 すでにこの時点で大
     ・・・・このページの注意でも書いてありますが、レジストリファイルの操作には細心の注意が必要です、初心者はよほど自信がない限りは操作するものではありません、設定変更直後の再起動の際に、Windows95が起動しなくなった場合は次の方法によって、ある程度高い確率で復旧可能です、電源を投入したあとに、メモリチェック等のあとWindowsを起動していますの表示が出たときに、ファンクションキーのF8を押します、すると起動方法の選択画面が表示されますが、ここでMS-DOSモードで起動します(command prompt onlyを選択)、すると画面にA:\と表示され、コマンド入力待ち表示になります、そこでWindowsディレクトリに移動します(A:\の後にcd windowsリターン)するとa:\windows\の表示に変わり、windowsディレクトリに移動したことを表しています、この状態になったのを確認できたら、レジストリファイルのバックアップを設定間違いしたレジストリファイルに上書き保存します。
attrib-h-r-s system.datリターン
attrib-h-r-s system.da0リターン
attrib-h-r-s user.datリターン
attrib-h-r-s user.da0リターン
copy system.da0 system.datリターン
copy user.da0 user.datリターン
これでWindowsが自動バックアップしていたレジストリファイルを復元できたはず?です、後はパソコンの再起動です・・祈りつつ再起動して下さい・・これで再起動できなければ、どうしようもありません、ここで正常なときのレジストリがどこかにあればいいのですが・・・そうですレジストリを編集する際には必ずバックアップをとっておきましょう、Windowsフォルダのsystem.datuser.dat
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その七 グラフィックカードmilleniumの高速化 危険度 中
     ・・・・他のページでも、このmilleniumについて触れていますが、ここでさらに詳しく説明します、まずこのmilleniumですが一部のPC-9821シリーズに標準搭載されているグラフィックカードであり、WRAM(VRAM)を4MBまで搭載できます(それ以上搭載できるが、ドライバの関係で意味がないみたいです)、これにより最高解像度・発色は1600×1200 256色(私の場合1280×1024 64K色)の表示が可能で、2D表示に関しては、いまだにトップクラスの性能を誇っています、しかしDirect Draw関係はさすがに弱く、ゲームユーザーにとっては全く使えないボードです・・、またこのボードは純正品を使わなくても、PC/AT機用のもの(今は入手が困難らしい)でも、BIOSを切離す(ボード上のディップスイッチを切替えるだけ)だけで使用可能です、それでは、まずこのボードの性能アップ法ですが、まずはDirectx5のインストールから始ります、これは新しい3Dゲームや雑誌の付録CD-ROMなどで入手可能です、アップデートを実行するだけで自動的にドライバがインストールされます、HDベンチで効果を試してみると、画面のスクロール速度が飛躍的にアップします、今までのドライバは何だったのだ・・というぐらいです、他の項目についてはあまり変りませんが・・、これだけでも大きな成果です、次はMCLK設定によるパフォーマンスアップですが、この作業はWindowsにとって重要なsystem.iniファイルを編集することになりますので、自信のない方はよく考えた上で試してください・・、このMCLKというのは、メモリアクセスクロックの変更をするものらしいですが(あまり詳しくは知りませんが)、これにより、またまた大幅にパフォーマンスアップします、まずは設定ですがsystem.iniファイルを探します、このファイルはWindowsフォルダ内にあります、わからない場合はファイルの検索などで見つけてください、そしてメモ帳やエディタなどでこのファイルを開きます、
そして、この中に次の2行を追加します。
[mga.drv]
mclk=70
このmclk=の後の70という数字ですが、これは使用環境などによって変りますが、数字が大きいほど描画速度がアップします、しかしやたら大きな数字を入れると画面にゴミが出たり、不具合が発生します、目安としては最大値は75ぐらいでしょう、私の環境の場合は74ぐらいから、Direct Drawを使うと、たちまち画面にゴミが発生します、今のところ70で使用していますが、これでも、表示関係全般についてかなりパフォーマンスがアップしています、私はこの設定で使い続けていますが、メーカー標準の安全マージンを削っての設定ですから、ハードウェアに対してどのような悪影響が出るかもわかりませんので、ここら辺を覚悟した上で設定してください・・・、他にもボード上の水晶発振子を取替えてRAMDACのクロックアップする技もあるみたいですが、ここら辺になると、まだ試していませんのでご勘弁ください、代りのボードがあれば、すぐにでも試したいのですが・・・。

おまけ・・milleniumKも発売になり、店頭でも見かけますが、このボードについては、BIOSの切離しができないので、PC-9821では使用できません・・・(;_;)、またPC/AT用のmilleniumドライバはさらに性能がいいらしいのですが、これまた使えません・・・(;_;)、あと・・前述のとおりゲームユースには最悪のmilleniumですが、ゲーマーの人にはVoodooチップを使った3Dボード(PC/AT用)を追加するという手もあります(一部のボードは動作しない(メジャーなメーカーの物)・・Windows95ゲームのみ使用可)このチップはとてもいいらしく、3D表示になるとこのボード単独で動作するため、Power VRみたいに2DボードのDD性能に左右されないので、milleniumとの組合わせは最高かもしれません、私もPower VRが出た当初早速使いましたが、思いっきりmilleniumが足を引っぱってくれました、Voodoo搭載のボードを探しているのですが、私の住んでいるのは地方なもので、いまだにお目にかかったことがありません、やはり通販かな・・。
それと98対応のRiva128が出るのを祈りましょう(-_-)。
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その八 スタートアップの整理 危険度 小
     ・・・・MATE Xシリーズなどはそれほどでもないのですが、比較的新しいVALUESTARシリーズなどは、購入したすぐの状態でタスクバーをみてみると、おびただしい数のソフトが自動起動されています、先日友人が、ノートパソコン(Nr133だったかな?)を購入しました、彼は他にV10を使用していますが、ある日、彼から「MMXの133MHzなのにとっても起動が遅い、どうにかしてくれ」という電話がありました、見てみるとこれまたすごい数のソフトが、起動時にすでに立上がっています、これじゃ起動が遅いのは当り前です、それらのソフトが常駐しているのでメモリも圧迫され、いざ仕事にかかろうとしても最近の重いワープロなどのソフトがさらに重くなってしまいます、それではこれらのソフトは誰が起動時に立ち上げているのか?というとその犯人は、スタートアップです、スタートメニュープログラムスタートメニューを見てみると、そこにいろいろなショートカットが置かれています、よーく見てから、重宝している物、またなんだか訳の分らない物、などは残して、明らかにこんなのいらないという物は削除してしまいましょう、その方法はIE4.0のアクティブデスクトップをインストールしている人は簡単です、スタートアップメニューの中にあるいらないショートカットの上にマウスポインタを持っていき右クリックします、その中の削除を選択すると削除されます、また削除したショートカットが必要になったときは、その後ゴミ箱を空にしてなければ、元に戻すことができます、アクティブデスクトップをインストールしていない人はスタートメニューの設定タスクバーを選択しスタートメニューの設定タブをクリックします、そしてスタートメニューの削除のボタンをクリックします、するとショートカットやフォルダの削除が出ますので、この中のスタートメニューの中に登録されている、いらないショートカットを削除します、このときくれぐれも他のグループの削除をしないようにしましょう、あとの登録が大変です、また削除とは逆に起動時に立ち上げたいソフトがある場合は、ここに登録すると起動と同時に作業にかかることができます。私の場合V13を購入したときスタートメニューからまっ先に削除したのが、98ランチです初心者の人にはわかりやすくていいのですが、よく考えてみるととってもじゃまな物です、またスタートアップメニュー以外にも、レジストリに指定されている物もあります、たとえばボイスリーダー(名前が違うかな?)などです、これはレジストリを触る(レジストリエディタHKYE_Local_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurentVersion\runを選択すると自動実行プログラムが表示されるので、いらないプログラムを削除する)ことにより起動させなくできますが、私の場合は、ファイルの追加と削除でそのプログラム自体を削除しています。
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その九 IRQを解放する 危険度 中
     ・・・・XV20ではPCIスロットを3枚(うち一枚はmillenium実装)・Cバスは4枚増設できます、このようなボード類を実装する際に特に問題になってくるのが、IRQの競合です、すでに装備されているボードと新たに装備したボードで、たまに競合が発生することがあります、この場合、競合が発生しているボードは使用できません。ではパソコンの現在のリソースを確認してみましょう、まずマイコンピュータアイコンを右クリックし、その一番下に表示されているプロパティーをクリックします、するとシステムのプロパティーが表示されます、その中のデバイスマネージャータブを選びます、そしてそこに表示されているプロパティーボタンをクリックするとそこに表示されるのがIRQの使用状況です、00から15までのIRQがありますが、ボード類をなにも拡張していない状態でも、空きのIRQは2つぐらいでしょう(特に比較的新しいvaluestarなどは厳しいらしい)、これでは複数のボード類を拡張する際は、全くIRQが足らないということになります、また将来ボードを拡張する際に苦労することになります、そこで無駄なIRQを開放したり、PCIステアリング(1つのIRQに複数のデバイスを割り当てること)をさせたりする事によって、空きを確保することが出来ます、まずはむだなIRQの開放方法です、たしかIRQ5だったと思うのですが、これは2ndCCU(COM2)に使用されています、このポートを使用していない人(ほとんどの人が使っていないと思います)は、空きを1つ確保できます・・手順はまずシステムセットアップメニューを起動します(POWER ON時にHELPキーを押す)、メニューの中に2ndCCUがありますが現在使用中になっているのを使用しないを選択し再起動すればOKです、つぎはPCIステアリングの方法です、これはPCIスロットに接続された複数のボードに同じIRQを割り当ててしまう(どうしてそのようなことができるのか?は長くなるのでまたあとの方で詳しく説明します)ものです、デスクトップPCIセットアップユーティリティーというアイコンがありますが、これをクリックすると、一旦Windows95が終了し、MS-DOSモードでパソコンが立ち上がります、そこの画面でボードのセットアップデータの設定/更新を選びます、すると下記の画面が表示されます(この左側にCバスの設定も表示されますが、Cバスの方は省略しています)。

PCIボード  自動/固定モード
ボード1     固定              millenium  IRQ10
ボード2     固定              powerVR   IRQ10
ボード3     自動               UIDE98    IRQ5
本体内蔵    固定             本体内蔵LAN IRQ10

上記画面は現在の私のXV20の現在の設定状況です(PCIステアリングすみ・・millenium/powerVR/本体内蔵LANが同じIRQ10を使用している)、たとえばボード1の設定を変更する場合には、ボード1のところへカーソルを持っていき、リターンを押すと詳細設定画面が表示されますので、そこで重複させるIRQ番号を指定します、同じようにボード2,3についても設定を行い終了させます、そのあと電源を切り再起動すればOKです、ただしPCIボードの中にもIRQの固定できないものがあります、それはUIDE98などです、説明書にも記載されていますが、IRQを固定すると起動できなくなる(メモリチェックのあとにストップしてしまう)みたいです、ですからくれぐれも現在使用中のボード類の説明書をよく読んだ上で設定の変更をしてください、かえって悪くなってしまうこともありますのでご注意を・・、またこのPCIセットアップユーティリティーのアイコンが表示されていない場合は保存用CD-ROMからインストールできます。
上記の方法により現在XV20のIRQは3,6,9が開いていますが、こんどはPCIスロットの空きがありません・・・・(-_-;)
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その十 ベンチマークの結果が気になる方へ(グラフィックボード編) 危険度 なし
     ・・・・ベンチマークテストは、いろいろな機器を増設した後や、設定を変更した後の結果を把握するのにはとっても重宝する物です、人間の感覚では、・・ちょっと早くなったかな?・・というアバウトなところを具体的な数値で表してくれます、ですがこれにはまり出すと、すべてが数値の世界・・これを、こう変更すると結果が5%良くなったとか・・ほとんど病的な世界に入っていきます(私も一時期・はまったことがある)・・実際の使用ではそんなに変らない(わからない)のですが・・今こういった世界にはまっている人たちへ・・これもまた私の友人の話なんですが・・・・milleniumの良さを知った彼は早速、それを探し始めました、といってもここは田舎、そんな物があるとは思えませんでした、そうしてもうそんなことを忘れかけていたある日、彼からのtel(いつも時間など気にせずにかかってくる(-_-)・)「やっと、あれが手に入ったとばってんベンチマークのあんまー良くなかったい」(つまりmilleniumをつけたけど、私のベンチマーク結果より悪いという意味)・・もう夜の11時・所帯持ちの私は今頃出かけるわけにはいけません・・翌日見に行ってみると、なるほど一応正常動作し、directX5もインストールされドライバーもOKでした、ベンチマークしてみるとたしかに結構違います(目で見て違うぐらい)・・(CPUが166MHzなので?・・だけどそんなにCPUの差は出ないかな・・MMX環境ではだいぶ良くなるが)、いろいろ試すこと1時間、いくつかの原因?が分りました・・まず彼のパソコンにはIE4.0のアクティブデスクトップがインストールされ、デスクトップがWEB表示されてました、・・このWEB表示をやめて通常の表示に切替えてみると、結構良くなりました・・、それでもまだちょっと気になります、よーく画面のプロパティを見ているとPLUSの中のウィンドウの内容を表示したままドラッグするという項目にもチェックがつています・・試しにチェックを外してベンチしましたが、これはあまり影響ないみたいです(スクリーンフォントの縁をなめらかにするも結構負荷がかかります)・・?うーん?・・いろいろ操作をしていて気づいたのですが、マウスポインタの動きに残像が残っているような・・(最初はディスプレイのせいかなと思ってました^^;)・・マウスのプロパティを見てみると動作の中にポインタの軌跡というのがありました(このとき始めて知った・・液晶画面(古いDSTN等)には便利かも?)、このチェックを外してみると・・やっと本来のパフォーマンス発揮です・・(彼は満面に笑みを浮べていました)・・これらはベンチマークの結果としては顕著に現れるものですが、実際の使用では、少々のパフォーマンスを削ってもアクティブディスクトップのWEB表示など便利な機能です(ただ、アイコンの再表示のぱらぱらというのは気になるし、他の問題があったので私は使っていないが)、まあどっちをとるかですが・・^^;。
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その十一 スタートメニューのアイコン表示を小さくする 危険度 なし
       ・・・・これはWindows95標準の設定変更です、17インチディスプレイで1280×1024表示とかの表示環境で使用されている方は関係ない(かえって見にくくなる)かと思いますが、ノートパソコンで800×600とかの表示で使用されている方には便利だとおもいます、これはスタートメニューのアイコン表示を小さくするというWindows95標準の設定変更ですが、知っている人は知っていると思いますが、わりと気づきにくいので一応紹介しておきます・・・まずはスタートメニューの設定の項目の中にあるタスクバーをクリックします、その中にある「スタート」メニューに小さいアイコンを表示をチェックし、OKボタンを押すと、スタートメニューのアイコン表示が小さくなります、特にスタートメニューに数多くのショートカットがある方には、見やすくなるかと思います、私もノートではこの設定で使用しています。
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その十二 右クリックメニューへのアプリケーションの追加 危険度 なし
       ・・・・エクスプローラーなどでファイルを左クリックすると、そのファイルの拡張子に標準で関連つけられているアプリケーションが起動されます、またファイルを右クリックすると、関連付されている他のアプリケーションでの起動・処理が可能です・・それではここでhtm・htmlファイルを例にとって説明します・・標準の状態ではhtm・htmlファイルを左クリックすると通常お使いのブラウザが起動されますが、ホームページを持っている人は、よくhtm・htmlの編集をされると思います、そこで通常ならばホームページ作成ソフトを起動し、そこからファイルを開いて編集をされると思いますが、もっと時間を短縮できないか?、こういうときに右クリックメニューに、ホームページ作成ソフトが登録されていればかなり時間と手間の短縮ができると思います、どのようになるかというと、・・編集したいファイル(例はhtm・htmlファイル)の上で右クリックするとそこにホームページ作成ソフトが表示されているので、これをクリックする・・・・すると、そのファイルを読込んだ状態でホームページ作成ソフトが起動する・・という具合です。
それでは右クリックメニューへの登録方法です・・まずエクスプローラーを起動します、そこで表示メニューの一番下にあるオプションボタンをクリックします、するとオプションが表示されますがここで、ファイルタイプのタブを選びます、ここで登録されているファイルタイプが数多く表示されます、この中からインターネットドキュメント(html)を探し出します、結構種類が多いので大変だと思います、見つけだしたらそれを選択し編集ボタンを押します、するとファイルタイプの編集が表示され、下の方にアクションという項目があります、ここに表示されているアクションが、現在クリックメニューに登録されている動作方法です、ここで右クリックメニューに新たなアクションを追加するので、追加ボタンを押します、すると新たに、新しいアクションという項目が表示されます、ここでアクションの欄には、右クリックしたとき表示する、適当な文字列(例:???で編集する)をいれます、その下のアクションを実行するアプリケーションには、実行したいアプリケーションを入れます(参照で探すといい)、これだけでOKです、これを覚えれば自由に右クリックメニューの内容を追加したり、削除したりできます、またtxtファイルやgifなども右クリックメニューに、よく使うエディタや画像処理ソフト等を登録しておけば、そのときの状況に応じた適切なアプリケーションを素早く起動できるようになります。
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その十三 スタートメニュー表示のスピードアップ 危険度 中
       ・・・・これはWindows95のメニュー表示をスピードアップできます、標準状態ではメニュー表示にはディレイ(待ち時間)が設定されていて、マウスポインタを持っていっても、ワンテンポ間をおいてから表示されます、気が短い人?やマウス操作が早い人にとって、この標準設定ではちょっと使いずらいかもしれません(好みですが・・・)、そこでレジストリを編集することで、このディレイ(待ち時間)をなくすことができます、これもオンラインソフトによって簡単かつ安全に設定できますが、ここではあえてレジストリエディタを使って設定変更してみましょう、まずレジストリを編集するレジストリエディタですが、これは使い慣れた物があればそれを使ってください、別になにもないという人はRegeditを使います、これはWindowsフォルダ内にあります、まずエディタを起動するとツリー形状図が左側に表示されますが、この中のHKEY_CURRENT_USER\Control Panel\desktopを表示します、すると右側にいろいろと表示されますが、・・この中に新規に文字列を追加します・・編集の新規作成で文字列を選択しますこの文字列にMenuShowDelayと入力します、そうして、その文字列の上で右クリックし値を0に設定します、これでOKですが、再起動しないと設定が有効になりません、スタートメニューの階層がとても深い人には便利だと思います、これもまたまた、レジストリの編集ですので慎重に、また自信のない方は止めといたがいいでしょう、あくまで自己の判断にてお願いします。
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その十四 3台以上のIDEドライブ 危険度 これで回避できる
       ・・・・これはPC-98ではメジャーなトラブルのために、ご存じの方も多いかと思いますが、これからハードディスクを増設する予定の方は注意してください、WINDOWS¥HARDWARE.txtに記載されてますのでそのままの原文で書きます。
***これは3 台以上の IDE ドライブ (ハードディスク 2 台+ファイルベイ用 CD-ROM ドライブなど) をインストールしているコンピュータで、これらのドライブすべてに同時にアクセスするとハングアップする場合があります。この場合は、以下のようにして IDE インターフェース用のドライバを置き換えてください。- Windows 95 CD-ROM の \Drivers\Storage\NEC からファイル ESDI_506.PDR を、Windows 95 をインストールしたディレクトリの下の system\iosubsys ディレクトリににコピーする***以上HARDWARE.txtより
という内容です、もっとわかりやすいところに、この文章があれば、早くもしくは事前に問題解決できたという経験をお持ちの方も多いはずです、私も以前V13にハードディスクを増設してた頃に泣かされました。
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その十五 I-OデータのIDE98とCD-ROMドライブ 危険度 これで回避できる(かも)
       ・・・・XV20のページの方でも書いてありますが、この問題で悩んでる方もいらっしゃると思いますので、とりあえず書いておきます、マニュアル上ではハードディスクはI-Oデータ製のハードディスク以外はだめ、とATAPI CD-ROMドライブ(要は標準のCD-ROM)は使用できないとなっていますが、私の環境の場合、ハードディスクに関しては起動ディスクとして使用しても全く問題ありませんでした、しかしCD-ROMドライブについては、若干の問題がありました・・というのは、CD-ROMドライブをIDE98に接続して、パソコンを起動させた場合、Windowsが起動し終ったと思った瞬間にフリーズしてしまうという問題です、画面は正常に表示されていますが、キーボード・マウスとも全く受付けないという状況です、CTRL+Alt+DELキーでのリセットも効かないということもありました、いろいろと接続を変えてみたりしてみましたら、ある法則が見つかりました・・・これはCR-ROMドライブにCDを入れた状態で起動すれば、その後も問題なく、また再起動についてもCDを入れたままの状態であれば問題ないということです、試しにCDを取出し再起動してみると、毎回ではありませんが2/3回ぐらいの割合でフリーズしてしまいました。この状態で1週間ぐらい使用していましたが、ほとんど問題はありませんでした、しかし若干の不安があったため結局CD-ROMドライブだけはマザ−ボード上の標準IDEに接続し直しましたが・・、すべての環境では当てはまらないはずですが、XV20かXV13の方でIDE98を使用されている方には、この方法(常にドライブにCDを入れておく)で問題が解決できる・・かもしれません。
ちなみにCD-ROMドライブは・・SONY CD-ROM CDU311-NEです。
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その十六 MGA-1064のパフォーマンスアップ 危険度 中
       ・・・・milleniumのmclkによるパフォーマンスアップは、上の方にも書いてありますが、今回はMGA-1064についてです、前述の友人がV200を購入しましたので、早速試してみました(もちろん許可はとって・・・ます)、まずmclkの設定ですが・・system.iniファイルをメモ帳などで開きます、どこに書込んでもいいと思いますが、わかりやすいところに、以下の2項目を書込んでください、
[amtx95.drv]
mclk=205
内容をよく確認し(特に数値)、上書き保存した後にパソコンを再起動してください、再起動後はかなり描画パフォーマンスがアップしました、ちなみに数値(mclk=205の205)をいろいろと変えてみましたが、215ぐらいの数字から表示画面にゴミが発生し始めました、使用環境によって違いますが、だいたい215ぐらいが最大値になります、彼も以前使っていたのがmilleniumだったのでそれほど感動はしてませんが・・)、不具合については、まだ今のところ何の苦情もありませんので、今のところは大丈夫みたいです・・将来は分りませんが・・、またある人から教えてもらったのですが、DD(ダイレクトドロー)の性能をアップする方法もあります、これについては試してませんし、レジストリを編集するのであまりおすすめではありませんが、一応載せておきます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Matrox\PowerDesk\Current Settings キーを新たに作り、Flip On VBlankという文字列を作り、値には0を設定する・・これによりさらにMGA-1064のDDが1.5倍近くも早くなるそうです。
・・・以上の設定はすべてご自分の判断・責任の元で行ってください。
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その十七 デスクトップアイコン表示を小さくする 危険度 なし
       ・・・・Windows95の設定項目で変更ができます・・・デスクトップ型で15インチ以上のCRTで使用されている方には関係ないかと思いますが、ノートパソコンを800×600表示で使用されている方で、デスクトップのアイコンが大きすぎると思われる方いらっしゃいませんか?ご存じの方多いかと思いますが、私は最近その設定変更を見つけましたので、その方法をご紹介します、まず設定コントロールパネル画面の順で画面のプロパティーを表示します、その中にあるデザインタブを選択します、このタブの中に指定する部分というのがありますが、この中のアイコン(上から2番目)を選びます、するとその右側にあるサイズの数値(変更する前に元の数値をメモっといたがいいですよ)を調節することにより、アイコンの大きさを変更することができます、その下ではアイコン下部の文字のフォントとサイズを指定できます、設定完了後OKを押すと、デスクトップに表示されるアイコンの表示が変更されます、しかしこんどはアイコン間隔のバランスがおかしくなります、この場合はまたデザインタブに戻り、指定する部分でアイコンの間隔(縦)アイコンの間隔(横)を選び、好みの間隔に調整してください、これでノートパソコンのデスクトップ表示もすっきりできます・・・・・ちょっとアイコン表示が歪にはなりますが^^;
ちなみに私のノートの設定:
画面はTFT 11.3型
アイコン サイズ28 フォント MSPゴシック 9ポイント
アイコンの間隔(横)40 アイコンの間隔(縦)40
です。
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